ぐんまの闘期講習

群馬県の高校入試などについて語るブログです。

群馬県高校入試 最後まで諦めないで!

昔は学校の先生になりたかった私。

 

群馬県の生徒達の為に何か出来ることはないか??

 

世はまさにインターネット時代!別に教師じゃなくても子供達に勉強を教える事はいくらでも出来る!

 

という事で、今日は頑張る群馬の中学生の為に、2018年度の群馬県高校入試問題について書いて行こうと思います。

 

・あくまで筆者の個人的な考えですので、この記事を読んだ後にいかなる影響を及ぼしたとしても責任を負いかねます。

 

 

群馬県高校入試問題について

 

実は昔、塾のバイトをしていた事があります。冬休みが明けたこの時期から高校入試の過去問の解説を行うのですが、群馬県の問題は比較的良問が多かった印象です。

 

私は文系科目を主に担当していたのですが、特に社会科はただの暗記問題だけでは無く、資料から読み取れる情報を記述するなど、サービス問題の様なものもありました。

 

当時生徒達には『絶対に最後まで諦めるな!』と何度も言っていました。というのも群馬県の社会科はただの暗記では無く、生徒達にきちんと意味を理解しているかを確かめていて、問題作成者が何をきいているか?何を答えさせたいのか?を理解すれば、自ずと正解が拾えるようになっていたからです。裏を返せば諦めない心があれば正解にたどり着くチャンスがあるということです。

 

とにかく最後まで諦めないで!

 

早速!試しに昨年の問題を解いてみました。

resemom.jp

 

やっぱり良い問題が多いですね!まだ過去問やっていない子は是非挑戦してみてください!

 

以下、いくつか問題の感想?解説?を書きます。

 

 

1、総合問題  《東海道新幹線に関する問題》

(1)東海道新幹線が通る都道府県を答えさせる問題。

個人的に一番好きな問題です。だって群馬の殆どの中学校は修学旅行で京都行くでしょ?!行きの新幹線でトランプばっかりやってちゃダメですよーって言ってくれているのではないでしょうか。

課外授業をしっかり受けた子はA=愛知県 B=京都府 ってすぐ分かりますね。

 

(2)江戸時代に整備された五街道に関する問題。

群馬県と長野県との境にある碓氷峠を通る道は?

もしすぐに答えに行きつけなくても、群馬県民ならば、上毛かるたを思い出して欲しい!『中山道しのぐ安中杉並木』群馬県安中市がどの辺にあるか。長野県に隣接しているとまでは覚えてなくとも、中山道安中市→長野?のようなイメージで正解にたどり着けるのではないでしょうか?

 

歌川広重十返舎一九が活躍した江戸時代の文化がどのようになっていたか?交通路の整備に着目して記述する問題。

化政文化のことを記述する問題ですが、問題文中でここまで指示されているのだからそのままを書けばいいのではないでしょうか?

 

歌川広重富士山の浮世絵、十返舎一九東海道中膝栗毛  

 

つまり、道路が整備された事で江戸から離れた地方まで文化が広まっている!と分かりますよね。難しく考えずに素直に書けばそれが正解です。

 

(3)東海道新幹線の開通と最も近い時期に日本であった出来事は?

東海道新幹線東京オリンピックに間に合わせるために、開通を急いだものですが、この事を知らなくてもどうにか選択肢を絞りたい!

当時、殆んどの人はオリンピックをテレビで見たはずだから、テレビ放送は既に存在していたと察しがつくはず。そうなるとテレビより前に放送が開始されていると考えられるラジオ放送も除外したい!東京オリンピック大阪万博かで迷うと思いますが、東海道は元々江戸を拠点に整備された街道なので東京で行われるビックイベントに合わせて新幹線を通したと考えを持って行きたい!

 

(4)中京工業地帯の製造品出荷額を表から選ばせる問題。

中京工業地帯は日本で最大の製造品出荷額を持つ工業地帯なので、すぐにアを選びたいところだが、分からなくても他の選択肢よりも輸送用機器の出荷額規模が圧倒的に多い点に着目して欲しい!ここにはトヨタ、三菱などの自動車メーカー及びその関係会社が立地している。中京→自動車?→輸送用機器出荷額大?とイメージを広げて答えにたどり着きたい!

 

とにかく諦めないで!