群馬県高校入試問題 つづき
皆さんこんばんは。ツルマルのぐんまの闘期講習の時間です。
今日も前回の続きで、2018年群馬県高校入試入試問題の解説?感想?を書いていきます。
難しいことを簡単に見せる!をこのブログの目標に頑張って書きます!
では早速!
2.
(1)中部地方の雨温図の問題。
ハッキリ言って私もA、B、Cの地名は分かりませんでした。
でも正解にはたどり着けました。それは地理の考え方の基礎を分かっているからです。
日本地理で雨温図が出る問題でポイントとなるのは、ズバリ『海沿いか?内陸か?』、『日本海側か?太平洋側か?』の2つで、これらを理解していれば大抵の問題は答えられます。
雨は海水が蒸発して発生します。なので、海に近い場所は雨が多く降り、内陸は雲が届
きにくいため乾燥します。一概には言えませんが、基本です。
今回は日本海沿岸、内陸の山間部、太平洋沿岸と分かりやすい例ですね。
問題では内陸の山間部の雨温図を選ばせていますが、内陸=比較的雨が少ない。山間部=標高が高いので、平均気温が低い。とイメージできれば迷うことなくイを選べると思います。
(2)①扇状地についての問題。
せっかくなので、川によって作られる2つの土地について少し説明します。
川って水がただ流れているのでは無く、土砂を運んでいます。
では長い年月をかけて川によって土砂運ばれてできた土地は?
扇状地 and 三角州。
でも扇状地と三角州ってどう違うのか良く分からない。。。。そんな方はたくさんいるのではないでしょうか?
私も正直あんまり分からなかったです。。
そこで、こんな覚え方はどうでしょう?
地と州
そう扇状地は地上にできる『地』です。川が土砂をたくさん運んできて、土地を作るのだから、①高い所から低い所へ ②土砂をたくさん運ぶには? を考えると、扇状地が生まれる場所は山間部から平野に出る土地とイメージが出来ますね。
逆に三角州は、文字通り『州』なのだから川と川との間にできる土地だとイメージできると思います。
州の形が△になりそうな場所は?内陸では△になるでしょうか?
博多の中州などを見て頂ければ分かるように、内陸で川に囲まれている州は、そもそも囲まれているのでどっちかって言うと◇のような形になると思います。
それなら三角州はどこにできるのか?
答えは川が海に流れ出る河口付近です。
陸から川によって運ばれた土砂が、河口付近で堆積し、三角△の州ができるのですね。
結果として三角州は2つ以上の川によって囲まれます。
地理のメカニズムを理解すれば本番で強しです!!では!!